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よくもここまで空に水があったものだ、と感心してしまうほどの雨があがって、
霧に包まれた軽井沢を訪れました。


広々とした草原の広がるところに車をとめて、外に出た瞬間、なんともいえない甘い香り。

周りを見渡しても花が咲いているわけでもなく、どこからこの香りは漂ってくるのだろう。


ふと傍らの木の葉を手にとると、そこから香っていることに気づきました。




森林の香りとか、青い草木の香りとは全く違う、花のような甘い香り。



葉からこんな香りがするなんて・・・・!!




なんとも不思議な気持ちで、いろいろ調べてみると、それは「桂」の木で、

雨が降った後だけ、「キャラメルのような甘い香り」がするのだというのです。




雨が降った後だけ、この香りを知ることができる。




なんて素敵な雨の贈り物なのでしょう。




雨を好きになりたくて。水の石である「オパール」や、「雨上がり」を題材にジュエリーをつくってきたけれど、

私はそんな風に、「人生を好きになるためのジュエリー」がつくりたいのだ、と改めて思いました。



雨が降って、憂鬱だな、と思ってしまうからこそ、

それを好きになりたい。



生きていくのは大変だな、と思うからこそ、

そこに楽しみもあるのだ、と思いたい。